当団の活動内容

 

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東京フォレストオーケストラの活動内容をご紹介します。

日々の練習

私たちフォレストの活動の大きな根幹をなすのが「日々の練習」です。本番でより良い音楽を届けるために、時間をかけて丁寧に積み上げていく過程を大切にしています。

【練習曜日・時間】
月2回/土曜日 13:00 ~ 17:00

東京フォレストオーケストラでは、複数の練習スタイルを組み合わせて音楽づくりを行っています。それぞれの練習に役割があり、全体として一歩ずつ前進していく仕組みになっています。

a) 合奏

プロの指揮者の先生をお招きして、オーケストラ全体で行う練習です。音楽の方向性を共有し、「オーケストラらしいハーモニー」を作り上げることを目的としています。
曲全体の流れやフレーズの形といった大枠から、テンポ・リズムの正確性、音量のバランスなど細部に至るまで、様々なポイントを 1 つ 1 つ確認していきます。
合奏を重ねるほど音が溶け合い「一
体感のある演奏」に近づいていく感覚は、まさにオーケストラならではのものです。

b) 分奏

弦楽器・管楽器・打楽器など、セクションごとに分かれて行う練習です。プロのトレーナーの先生をお招きすることもあれば、団員有志を中心にすすめる場合もあります。
分奏では、合奏において見落とされがちなポイントを重点的に磨きます。リズムのズレを整えたり、音程感をそろえたりすることで、アンサンブルの質を高めるための重要な土台が作られます。

c) パート練習

同じ楽器を担当する団員で行う練習で、主に弦楽器が行います。
みんなの奏法をそろえたり、難所をていねいに確認したり、パート全体の音色を磨いたり、「人数が少ないからこそできる」練習が多くあります。互いに助け合いながら音楽を深めていく、アットホームな雰囲気が魅力です。

「譜読み会

東京フォレストオーケストラでは、弦楽器のパート練習の一環として「譜読み会」を実施します。
経験者・中上級者の団員が中心となり、楽譜を「ゼロから」読み込み、基礎を丁寧に積み上げていく企画です。
「譜読み会」は、次のような流れですすみます。

①楽譜を見ながら音源を聴く
 — まずは、みんなで音源を聴き、曲/パートの全体像をつかみます。音源に合わせて楽譜を目で追えるようになることを目標とします。

②ゆっくり音並べをする
 — 次に、テンポを落としてゆっくり弾いてみます。この段階で「弾けない」のは当然のことです。経験者・中上級者の団員を中心に、指番号やポジション、弓の位置など、「弾けるようになるために必要なこと」を一緒に考えていきます。

③難しそうな箇所を繰り返し練習する
 — 音並べをすすめる中で特に難しい箇所に出会った場合は、みんなでその部分を繰り返し練習します。
ここで「弾けない」のも当たり前。経験者・中上級者の団員のアドバ
イスを受けながら何度も挑戦することで、少しずつ曲に慣れていけます。「譜読み会」を行っただけで、すぐにオーケストラの曲を自在に弾けるようになるわけではありません。しかし、「個人練習をスムーズにすすめられる」「初回合奏で戸惑わない」状態へと導く大きな助けにはなるはずです。
オーケストラ初心者、ブランクのある方、レイトスターターの方を中心に、幅広い方々の参加をお待ちしています。

定期演奏会

定期演奏会は、私たちが日々の練習の成果をお届けする大切な舞台です。企画段階から当日の運営まで、全てが団員による手作りで実施されます。

【次回演奏会】
・ウェーバー 歌劇「魔弾の射手」序曲
・ベートーヴェン 交響曲第 1 番
・ブラームス 交響曲第 2 番

指揮:松元翔太郎
日時:2026 年 8 月 1 日 (土)
場所:曳舟文化センター ホール

来場されたお客様に「フォレストならではの音楽」をお届けできるよう、全員が心を込めて、力を合わせて、ひとつの演奏会を作り上げます。

飲みニケーション!?

私たちフォレストは、アマチュアオーケストラという活動を通して生まれる「人と人とのつながり」をとても大切にしています。練習後に不定期に開催されるお茶・お食事会や、演奏会後の打ち上げでは、年齢や職業、演奏歴が異なる団員同士が気軽に語り合い、お互いをもっと深く知ることができます。
音楽以外の話題で笑い合う時間が、結果として団員同士の信頼関係を深め、より良い演奏、より良いオーケストラへとつながっていくのです。

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