団員ブログ
2023年2月18日(土)練習ブログ
こんにちは。今週のブログ担当は横笛吹き2号です。
数日前から続く寒さが一転して、この日は春の陽気を感じさせる暖かさでした。練習場所でお邪魔した蒲田中学校でも、梅の花がきれいに咲いていました。
そして、私たち東京フォレストオーケストラは、この日から8月5日の第22回定期演奏会に向けた練習がスタートです。
今後の練習方針について、団員でアイデアを出し合って話し合いましたが、まずこの日の練習では、演奏曲目3曲を全て通すことを試みました。
事前に音源は聴いて一人で練習していても、初めての曲の合奏では、入るタイミングが分からなくなったり、勝手に走って演奏してしまう個所が多々あります。
その対策として、スピーカーを付けたメトロノームも部分的に利用することで、カウントを誤らずにテンポ感を意識して、曲の流れを把握することに努めました。
指揮者からは、今の段階で、入りを間違えず、皆で動きを揃えられるように練習することが求められました。
私個人としては、自主練習で速いパッセージの攻略が不十分だったので、合奏ではその部分で悉く落ちてしまいました。悔しいですが、次の練習では進歩を見せたいです。
一方で最初の合奏は、他のパートの旋律や副旋律の素晴らしい動きに気づいたり、自分の音と周りの音が重なって生まれる響きを新鮮に感じられて、楽しいものです。
これから8月の本番に向けて、より良い響きを作ることができるように、皆で楽しく練習して参ります。
2023年2月4日(土)演奏会ブログ
今回の演奏会も何とか終えることが出来ました。指揮者より、まずはご来場いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
昔学生オーケストラにいた時、ヴァイオリンの先輩が「ブラームスの3番はアマチュアが手を出してはいかん曲だ」と言っていたのを今改めて思い出しています。ブラームスの曲は旋律、伴奏、及び無音の部分(!)がモザイク状に相互補完的に組み合わせてあり、しかもアクセントの位置が弱拍にあることが多いため、どこかがずれるとテトリスのようにあっという間にゲームオーバーとなる危険性を孕んでいます。更に始末の悪いことに、演歌っぽい旋律(3番の第3楽章はまさにそうですね。ブルックナーもそういう所がありますが)がしばしば現れるため、往々にして伴奏とかみ合わない結果となります。以前の当ブログで「石川さゆりをやった後にブラームスをやる困難さ」に言及した人がいましたが、演歌は歌い手がわざと伴奏の拍節から外したフレージングをするところが肝なので、厳格なリズムの組み合わせを要求するブラームスとは、見かけが似ているところがあっても、演奏者は真逆のことをしないとなりません。
ニールセンの1番(1892年)はブラームスの3番(1883年)の影響をもろに受けたと言っていい曲で、各パートのモザイク状の組み合わせ、シンコペーションの多用は勿論、曲頭のフレーズが終楽章のコーダで再現される、音階の第3音を半音上下させる(ブラームスならA⇔As)ことで長調:短調を頻繁に入れ替える等、多数の共通点がありますが、これは即ち(ブラームスと同様に)そこら中に地雷が埋まっているということでもあります。
更に言うと、ニールセンの第1楽章の展開部はフランクの交響曲(1888年)にそっくりですが、両者に共通しているのはオルガン的な分厚い和声が、エンハーモニックの多用により頻繁に遠隔調に転調していくところなのですが、音が変わる縦のタイミングがずれるとあっという間にただの混沌と化してしまいます。
次回はドヴォルザークの8番(1889年)ですが、これがまたブラームスの4番(1885年)の影響を強く受けた曲で、毎度頭の痛いところではありますが、当時(19世紀末)の作曲家がいかに同時代の曲を研究していたか、またブラームスの影響が上記の二人以外にもシベリウスやストラヴィンスキー等々、更には戦後のミニマル・ミュージックまで及んでいることを考えるとまことに興味深いものがあります。
最後に、ブラームスの3番でよく引き合いに出される”Frei aber froh”(「自由だが喜ばしく」ブラームスのモットーといわれる)言葉がありますが、aber(しかし)という逆接となっているところに意味がある気がします。合奏において完全な自由は無秩序でしかなく、形式を理解し、リズムや音程を守ることが却って表現の自由さを保証し、音楽の喜びを生みだすのだと思います。
2023年1月28日(土)練習ブログ
皆様こんにちは。
2023年1月14日(土)練習ブログ
おっちょこちょいの横笛です。
前回練習は体調不調で欠席したので、個人的には今年初参加の合奏でした。
(カッコよくtuttiという人はこの団にはいない気がするけど、、、いるのかな?)
本番まで1ヶ月を切り、前回はブラームスに時間をかけたので、今回はニールセンから合奏。
冒頭のコンマス様のお話を聞いて、もっと色々気を配らなきゃ、と気持ちだけは前向き。
体調不調で個人練習あまり出来なかったけれど、直前に難しいところは少しさらった(つもり)。
しかし団内でも一二を争う、うっかり屋の私は、第一音からありえない音程の悪さ。
チューニングはそこまでひどくなかった(つもり)のに、なんでなんで?故障?と内心焦っていたら、五線譜からはみ出す加線の数を見間違えて違う音を吹いていた・・・ことは指揮者にバレてないと信じたい。
間違えた音は繰り返した時に、さも「最初から正しい音を吹いてましたが何か?」という顔で吹く。
そう。管楽器は顔で吹くのです。間違っても、間違えた、て顔をしてはいけない。
その点、弦楽器はボウイング間違うと目立つので、弾いている間ずっと緊張度するかも。
しかも音符の細かさ、弾きっぱなしの忙しさでずっと緊張するのに、ちょこちょこ変わるボウイング、弦楽器は本当に大変です。
だから管楽器が間違って合奏の流れを止めてはいけないのだけど、音間違えの他にも、休みの数え間違えなどやらかしました。休みを数えるのも仕事の1つなのに。
ニールセンもブラームスも、拍子感がかなり難しい曲で、リズム苦手ですが、この機会に少しでもマシにしたいです。
本番前の練習はGP入れてあと2回。次回はもう少しマシな演奏、そしてコンマスを見て吹けるように、周りの音をもっと聴きながら、溶け込めるように頑張りたいです。
ところで前回のブログでフレッシュ・トロンボーンさんが書いていた、休みの多さ。
神の宿る楽器、として神聖視されていたトロンボーン。休みが多いのは、恐れ多くて気安く使えないからかな、
とか、「ここぞ」のタイミングで音色を際立たせるためかな、とか勝手に想像してます。
休み多いかもしれないけど、出番があるところは全てソロみたいなもの、しっかり吹いて初のオケ参加を楽しんで頂けるといいな、と思います。
2023年1月7日(土)練習ブログ
今週の担当はトロンボーンパート。
11月から参加しているメンバーのフレッシュな視点からお伝えで
2023年初めての練習、
テンポも本番と同様の流れとなり、
そのため、練習も白熱したものとなり3時間の練習中、
今まで吹奏楽、
弦楽器については細かい指示が増えてきたので、その姿に「
次回はニールセンを中心に練習となりますが、